YUKIHIRO KURANO
Profile
勤続:13年目
前職:大手保険会社の営業職
保有資格:2級FP技能士、基礎心理カウンセラー、キャリア・コンサルタント(ジョブ・カード)
現在の仕事内容を教えてください
経営幹部の「人モノ金情報」という「経営資源」の課題解決。それが私のお仕事です。
主には中小企業の経営層の方へ、助成金や補助金の活用アドバイスをしています。そのほかに、経営支援的なアドバイスもいろんな角度からさせていただいています。
お客様の業種は多種多様で、従業員さんの人数も10人未満〜200人超まで幅広いです。会社の規模によって直接お話するご担当者様は事業主の方であったり、人事や営業部門の部長様であったり、いろんなケースがあります。
私の仕事で大事なのは、お客様へのヒアリングです。お客様の会社の業務内容を把握するのは当然として、私がお仕事させていただくには直近の課題から将来ビジョンまでよく理解することが不可欠です。そこを理解せずに、こんな助成金がありますよ、とお伝えするだけではお仕事はいただけませんので。
経営幹部の皆さまは、必ずと言っていいぐらい『人・物・金・情報』(経営資源)に課題をもっています。その課題をお客様と一緒に解決していこうという姿勢が大切なんですね。
その中で、活用できる助成金があればしっかりご説明しておすすめしますし、ご要望によっては制度設計など会社の仕組みづくりに携わる場合もあります。
助成金に関しては、ご契約のあとは事務部門へ引き継ぎます。当社の事務スタッフは経験値が高いですので安心して引き継げます。クオリティ面でのお客様満足度も高いですね。
引き継いだあとのお客様とのやりとりは基本的には事務スタッフに任せますが、事務側で解決しにくい問題が発生する場合もあります。そんな時はコンサルタントが間に入ってやりとりして、社内で情報共有しながら申請書類を揃えるところまでサポートします。
仕事をする上で特に意識していることはありますか?
信頼は信用の積み重ね。
どんな仕事でも、お客様に信頼してもらえなければ仕事を任せてはもらえませんよね。私は“信頼は信用の積み重ねである”と考えていますので、仕事全般を通してまず自分が信用してもらえる人間であろうと意識しています。
信用を積んで信頼を築けているかどうかは、お客様との話の内容に自ずと現れてきます。
関係性が深まると、助成金の話よりもどちらかといえば経営の話をすることが多くなるんです。売上計画であったり採用計画であったり。
その時に意識しているのは、お客様の中でモヤっとしている悩みや迷いを見つけるというか、お互いが気づくように質問や投げかけをすることです。そしてモヤっとしたものを何らかの形で表現する。その中でお客様ご自身も気づいていらっしゃらない課題を発見したり、新しい選択肢や解決方法を発見したり、といったこともあります。
仕事のやりがいは何ですか?
仕事がお客様の満足に繋がり、「信頼」を得たあかしとして、ご紹介などをいただくこと。
私たちはほとんど、お客様からのご紹介で仕事をさせていただいています。
先ほど申し上げた、新しい発見というのがやりがいにつながっている面もありますし、関係性ができていれば商品サービスの価格で他社と比べられることが少なくなります。
仮に、すぐには助成金のニーズがないとなっても、お知り合いの会社さんを紹介してくださったり、当社の他のサービスに興味をもってくださったりすることも多いです。
もっと言えば、当社の提供サービスで解決できないことであっても、解決できる専門家を紹介できることもありますので、そのような視点でご縁をつなげていければ、それもやりがいになりますね。
プレッシャーを感じることはありますか?
プレッシャーには強い意志で「チャレンジ」します。
助成金ってだいたい毎年ルールが変わるんですね。それに加えて、助成金の業務では労務関係の書類を扱いますが労務関係の法律も変わります。ですので、常に情報を更新して、お客様に間違った情報をお伝えしないように注意しなければなりません。
新しい助成金が出てきたり今まであった助成金が廃止になったりすると、お客様への提供サービスも変わりますし、売上計画にも影響してきます。そういった影響も勘案しつつ目標をいかに達成するかを考えるのも、営業部門を管理する私の仕事の一つです。
ちなみに今年度は、採用計画と並行して売上についてもアグレッシブな計画を組んでいます。新しい仲間と一緒に会社のステージを一段もう一段と上げていって、いずれは次の世代へより良い状態でバトンタッチできるようにと。プレッシャーもありますが強い意志をもってチャレンジしたいですね。
仕事で嫌だと思うことはありますか?
嫌なこととは違いますが、助成金の受給に関して当社ではコントロールできない要素があり、時々困ったなぁと思うことはあります。
というのは、助成金のあるルールの中に、会社都合での退職者が出た場合は不支給になるというものがあるんです。
助成金の申請から受給まで1年〜1年半ほどかかりますので、その間にお客様の会社で何か問題が起こって、ある人に辞めてもらわざるを得ないという事態になるかもしれませんよね。
そうなるとお客様は助成金を受け取れない。でも当社としては当然サポート業務の対価をいただかなければならない。そこをお客様に納得していただけるかどうか。
もちろん事前にルールの説明はしますが、現実として、わかっていても納得できない気持ちになるのもわかります。
しかし、私の立場では見守ることしかできないというわけではありません。
私は“お客様が行動を起こす前”のタイミングで何をするかが大事だと思っています。
助成金の申請をする前から離職につながりそうな問題はないかお尋ねして、改善できそうであれば対策をアドバイスする。改善の可能性が低ければ「努力はしつつも、この段階までいったら諦めましょう」とコンセンサスを取っておくこともあります。
要はお客様に覚悟をしていただくことも必要なんですね。そのためにもヒアリングが重要になってきますし、何でも相談してもらえる存在になることを目指しています。
職場や仲間の雰囲気はどんな感じですか?
非常に仕事をしやすい環境。
スタッフの大半がバックオフィスの事務スタッフですので職場の雰囲気は事務スタッフによるところが大きいですが、非常に仕事しやすい環境だと思います。
仕事に必要なコミュニケーションはきちんとやって、雑談もするけれども必要以上に馴れ合わない。“業務中は淡々と”が基本ですね。
蔵納さんから見て、社長はどんな人ですか? 好きなところ、嫌いなところは?
癖はあるけど魅力的!
ひとことで言えば、非常に魅力的な人です。
持論ですが、中小企業の社長というのは、癖はあるけど魅力的というのが大事だと思うんですね。そういう人でないとスタッフもついていかないんじゃないかと。
社長の日比野はまさにそういう魅力がある人だと思います。
好きなところというか、すごいなと思うのは、人の心をつかむ才能です。社長はフロントの新規営業を担当していますが、社外でのお客様とのお付き合いも全力で楽しんで、信頼を得て仕事も得てくる。それがすごいと思いますね。
嫌いなところは特にないですね。ちょっと話がくどいなと思う時はありますけれども、助成金の業務って先ほどもお話ししたように、当社がコントロールできない部分でのリスクヘッジが必要ですので、重要なことは念を押すというのが習慣づいているんでしょうね。
今後、取り組んでいきたいことはありますか?
社内の教育体制と評価制度の整備と運用。
年齢も考えると、そろそろプレーヤーを卒業して後進を育てることに力を注いでいく必要があると思っています。
教育に伴って、評価制度の整備と運用も進めていきたいですね。事務部門ではすでに運用を始めていますが、営業部門にもわかりやすい評価制度を取り入れて運用していきたいと考えています。新しく入ってこられる人も努力する方向がわかりやすくモチベーションが上がるものにしたいですね。
求職者の方へのメッセージをお願いします
株式会社中小企業支援隊は、その名の通り、世の中の企業の大半を占める中小企業を支援する会社です。いろんな会社さんの経営層の方々とお話しできますので、社会のこと、経営のこと、非常に勉強になります。特に若い人にとっては素晴らしい経験ができる仕事です。
経営層の方たちに信用してもらって信頼を築くのは難しいと感じるかもしれませんが、最初は何か1つ得意分野をもつといいと思います。
「まだまだ経験は足りませんが、この分野は得意なので任せてください!」
そう言えるようになって、お客様から応援してもらえるようになろうと。その努力を楽しむ人、ワクワクする人であれば、どんどん可能性を広げることができると私は思っています。
当然ながら、助成金の知識は初期の研修で身につけていただけます。その中で特に興味のあるところから強みを作っていってほしいと思います。
ある日のスケジュール
(社内会議やミーティングがない日)
9:20 | 出社 中期・短期課題の確認 事務チームの担当者より、案件フォロー中の課題について報告を受ける 複数のクライアントに架電(課題共有・解決案に関して) オンラインで新規クライアントと紹介者様との3社打合せ(社内教育や健康制度等の現状確認、助成金活用に関しての案内) |
13:00 | 昼食 |
14:00 | 助成金活用予定のクライアントとオンラインにて打合せ |
16:00 | 健康制度や育休制度を思案中のクライアントを訪問して打合せ |
17:00 | 複数のクライアントに架電(現状の把握と助成金活用案内) |
19:00 | 提案資料作成 |
20:00 | 顧客情報の整理・更新 退社 |